【AMD最高】MMDとゲームのために買ったAMDのRadeon 5600 XTをレビュー!
今回、SAPPHIRE PULSE RADEON RX 5600 XT 6G GDDR6というグラボを購入しました。購入時の価格は31,878円でした。
CPUはRyzen 5 3600です。これで晴れて私もZen2おじさんです( ˘ω˘ )
そして、比較対象は2014年に発売されたAPUのAMD A8-7600です。条件がだいぶ違っているため比較にはならないとは思いますが、あくまで「6年前の内蔵グラフィック付きCPUからゲーミングPCにするとどうなるか」ということで!
モニターはHP ZR2240w、フルHD・60Hzモニターです。
では早速、一か月使ってきたRX 5600 XTの評価をしたいと思います。
【評価(価格に対して)】(※最大評価は星5)
総合評価 ☆☆☆☆☆
処理速度 ☆☆☆☆☆
安定性 ☆☆☆☆☆
省電力性 ☆☆☆☆☆
静音性 ☆☆☆☆☆
全て星5ですが、嘘ではないです。ラデオンのドライバは安定しないという噂はよく耳にしますが、少なくとも今はそんなことはないと思います。優秀です。
では、項目ごとの詳細に移ります。
【処理速度】
まず、「フルHD、60Hzのモニターではもったいない!」これに尽きると思います。
144Hzか240Hzのゲーミングモニターが欲しくなりますね。
A8-7600の録画やスクリーンショットはほとんど撮っていないので、画像は新しいPCのもののみです。ラデオンソフトウェアのバージョンは20.11.2です。
・「PlayerUnknown's Battlegrounds 」
一つ目は「PUBG」、A8-7600ははっきり言ってカックカクでした。すべてのグラフィック設定を最低にしても駄目でした。流石にキツイですね。
では、Ryzen 5 3600 & RX 5600 XTだとどうでしょうか。シーズンは10.1で、マップは
「エランゲル」でプレイしてみます。
グラフィック設定は解像度1920*1080、FPS上限は300、レンダリングスケール100、
視野角93、シャドウクオリティは「低い」、エフェクト効果は「ウルトラ」、その他はすべて「非常に低い」のカスタム設定です。FPSを重視する設定にしました。
結果、待機画面でフレームレートが60fpsに制限される影響もあり、画面では平均153fpsとなっていますが、プレイ全体のD3D11を見る限りでは平均170fps台、最低でも130fps台は出ていたと思います。ゲームプレイはとても快適でした。
・「Minecraft」
二つ目は「マインクラフト」。このゲームはフレームレートを出す必要はないので、60fpsでプレイできるギリギリのチャンク数を探ります。最大フレームレートは無制限にし、その他のグラフィック設定は最小にします。ミップマップレベルは3にします。
バージョンは製品版Javaエディション1.16.4です。
A8-7600では11チャンクが60fpsプレイの限界でした。ネザーでは常に60fpsを切る状況でした。新しいPCはどうでしょうか。
結果、Ryzen 5 3600 & RX 5600 XTでは21チャンクまでが60fps快適プレイの限界でした。処理の重い海の方角を見て60fpsが出ていればOKとしました。ただ、以下の画像の通り、場所によってフレームレートにバラつきがありました。
・「MikuMikuDance (MMD)」
最後に性能レビューでは珍しいMMDのパフォーマンスチェックです。エフェクトがない状態だと低スペックのPCでも動きますが、大量にエフェクトを入れたり、RAY-MMD沼にハマると生半可なPCだとカックカクになります。
今回はMMDに最初から入っているMMDのベンチマーク「サンプル(きしめんAllStar)」を実行します。MMDのバージョンは9.31です。
A8-7600では35fpsしか出ませんでしたが、Ryzen 5 3600 & RX 5600 XTだとどうでしょうか。
結果は驚異の平均330fpsでした。前のPCの約10倍のフレームレートを叩き出しました。とても快適と言っていいでしょう!
エフェクトを盛ってどこまで耐えられるかは、また次の機会にやりたいですね。
・その他ゲーム
今回は測定を省きましたが、軽くプレイしてみて快適だと感じたゲームタイトルをあげていきます。
①Cities:Skylines
②GTA5
③Rainbow Six Siege
④Counter-Strike: Global Offensive
⑤Apex Legends
【安定性】
本当にドライバ周りの不具合がないです。一時期、PUBGが落ちる不具合が頻発していましたが、どうやらグラボではなくパソコンの設定が甘かったようで、設定を変更したら落ちなくなりました。使い始めてまだ一か月ですが、とりあえずひと安心です。
【省電力性】
OCCTというパソコンに負荷をかけるソフトウェアでグラボに100%の負荷を掛けても、消費電力は156Wでした。SAPPHIREの公式サイトでのRX 5600 XTの仕様では消費電力は160Wなので、むしろ少ないくらいです。
ゲームであればもっと消費電力は低くなると思うので、650W電源ならもう不安なしです。550Wの電源でも問題ないと思います。
【静音性】
ケースがもともと静音重視の製品なので、フロントパネルを開けてわざとPC内部の音が聞こえるようにして、低負荷時と高負荷時のファン音を聞き比べてみました。OCCT高負荷時から、負荷テストを終えて、グラボのファンが高回転から低回転になる瞬間を聞き分けてみたのですが...
「フル回転のグラボファンの音が聞こえない...CPUファンの方が音が大きい...」
でした。勿論、グラボファンは正常に回転していました。CPUファンの音が大きいとは言いましたが、両耳に手をあて耳を澄まして聞いたので、普通にパソコンしている時は気にならないレベルです。
【まとめ】
「RadeonグラボといえばSAPPHIREだ!」とよく耳にしますが、ここまで完成度、安定性、静音性に優れているのなら納得です。グラボを積んでいない前のPCの方がうるさかったですからね。
フルHDならどんなゲームでも快適にプレイできます。安定性もバッチリでおすすめできるグラボだと思います。AMD最高!